斉藤隆太
【音声解説】あいまいな記憶に頼るのは危険
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こんにちは!
クドケンの斉藤です。
本日のテーマ
「あいまいな記憶に頼るのは危険」
どれだけ頑張っても、
結果を全て数字に書き出して
眺めてみた際、
思うような結果が出ていなくて
驚いてしまった、、、
なんて経験は誰でも一度はあると思います。
思うような結果が出ないと
お困りの先生ほど、今回の内容が
当てはまると思いますので
今までの手順を振り返って
みてください。
本日の音声
「あいまいな記憶に頼るのは危険」
・通常速度(5分11秒)
・1.5倍速度(3分27秒)
※クリックすると音声が流れます。
「あいまいな記憶に頼るのは危険」
というのは、
人間の記憶は、嘘をつく
意志があろうとなかろうと、
自分というフィルターを通して
都合よく再構築されてしまう
ということです。例えば、先生に色々と
質問をさせて頂くとします。
✅一日平均何名の
患者さんが来院されますか?
✅混む時間帯は
いつですか?
✅空いている
時間帯はいつですか?
✅一番多い患者さんの
年齢層はわかりますか?
✅男性が多いですか?
それとも女性が多いですか?
✅既婚の方と独身の方
どちらが多いですか?
✅どういった症状で来院
される患者さんが多いですか?
✅患者さんはどの地域から
来院される方が多いですか?
✅新規患者さんのリピート率は?
✅一人あたりのカルテ単価は
いくらですか?
などなど、、、
質問を繰り返していくと
「うーん、、どうだったかな…」
と、パッと答えが思いつかない
質問もあるはずです。
こういった質問項目に対して
きちんと分析して考えたことが
ない先生は、黙ってしまうか
勘で答えてしまいます。
あくまで自分の記憶の
範囲内での答えですので
「恐らく、このエリアから来院する
患者さんが多いと思います、、」
「感覚ですが、女性が6割で
男性が4割くらいです、、」
というようにあいまいです。
最初にもお伝えしましたが、
気づかないうちに記憶は
自分に都合よく作り変えられて
しまいますから、感覚で
答えることは非常に危険なのです。
実際にあったお話ですが、
昔とある先生から
美容メニューを作りたいと
相談を受けました。
既存患者さん向けに
女性専用の施術を15分
3000円くらいで作りたい
とのことです。
まず既存患者さんの年齢層を
お聞きしたところ、先生の
感覚だと
女性:男性=8:2
40代女性が一番多い
と言っていましたが…
僕は怪しいと思って
しっかりと年齢層の
データを取り直してもらいました。
すると、、
女性 男性
1位 70代以上 1位 50代後半
2位 50代前半 2位 70代以上
3位 40代前半 3位 60代後半
女:男=7:3
という先生の感覚とは
違う答えが出たのです。
当然、既存患者さんに対しての
新メニューをお考えであれば、
既存患者さんの年齢層を考慮して
考えなければいけません。
その上で、先生が売りたい
商品と既存患者さんが本当に
求めている商品が何かを
考えなければいけないのです。
この先生の院は、感覚で
メニューを増やしていく
クセがありました。
ですがこの一件以来、
しっかりと現状を分析
してから患者さんに
合うメニューを考える
ようになったのです。
ここで大事なことは
分析結果を細かく見ると
いうことではありません。
あいまいな記憶のまま物ごとを進めてしまうと、
結果になかなか結びつかない
ということです。自分の記憶に頼るのではなく、
正確なデータをとることで
適切な対策が立てられます。
感覚で繁盛しているなら
問題ないかもしれませんが、
うまくいっていないなら
まず分析です。
もしも、
今お困りのことがありましたら、
人の記憶は嘘を
つくということを念頭に
おいて考え直してください。
本気でやった、頑張ったのに
あまり結果が出ない。
そんな先生ほど、
記憶に頼らず自分の行動の結果を
✅数字で洗い出したり
✅分析してから改善策を考える事
が大切です。
ぜひ意識してみてください。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。
本日の格言
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