斉藤隆太
【音声解説】○○の在庫が多い治療院は「気配りが出来ていない」
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こんにちは!
クドケンの斉藤です。
今日、東京は朝から
シトシトと雨が降っており
梅雨らしい天気です。
梅雨のこの時期といえば
どの治療院にも、
あるものが”在庫”として
大量発生します。
本日は、この”在庫”が
多い治療院ほど、
「気配りが出来ていない」
という話です。
スタッフ教育をかねて
お伝えしてまいります。
■■■■■本日の音声はこちら■■■■■
「○○の在庫が多い治療院は
気配りが出来ていない」
・通常速度(6分2秒)
・1.5倍速度(4分1秒)
※クリックすると音声が流れます。
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さっそく”在庫”の正体を
明かします。
それは、、、
「忘れ物の傘」です。
治療院に限らずですが
店舗を構えていたら
梅雨の時期に大量発生する
“在庫”ですよね。
この”在庫”はとても
やっかいです。
当然、商品にも売上にも
なりません。
ただただ溜まって
店の片隅に堂々と
居座ってしまいます。
ひどいところですと、
365日傘を置きっぱなし
にしているところも
あります。
先生もちょっと確認して
みてください。
治療院の玄関先に、
「忘れ物の傘」が
何本もディスプレイ
されていませんか?
でも、今回
お伝えしたいことは
「忘れ物の傘を
ディスプレイしている
治療院はイメージが悪い」
ということではありません。
では、何のかというと
忘れ物の傘、、それは
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“先生自身の忘れ物”ですよ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです。
「はっ?傘を忘れたのは
患者さんでしょ?何いってんの?」
という声が聞こえて
きそうですが、それは
治療院の立場での考え方です。
この99%の治療院は
「患者さんの忘れ物」と
思っているところが
今回のポイント。
でも、だからこそ
チャンスなのです。
患者さんの忘れ物の傘を
「自分たちの忘れ物」と
とらえた行動が出来れば、
患者さんへの対応が
劇的に変わっていきます。
ここからはわかりやすく
スタッフ教育も含めて
説明してまいります。
・・・・・
クドケン店舗でも、
つい先日まで忘れ物の傘を
2、3本ディスプレイ
していました。
オーナーや院長の立場なら
ここで、スタッフさんに
「この傘は患者さんの
忘れ物だよね?
患者さんが帰るときに
忘れないよう声をかけてね」
とか、その場限りの指示を
出して終わりです。
僕も実際そう指示していました。
しかしです、、
雨が降ったり
やんだりの天気が続くと
みるみるうちに2本、3本と
増えていきます(笑)
これだと根本的な
解決にはならないのです。
多くの治療院では、
スタッフさんに何かを
教えるときに、
こうしなさいと、
やってほしいことを
単に伝えるだけの
教育になってしまいます。
教える立場の人間なら
良くわかると思いますが
結局、スタッフさんは
自分の思い通りに
動いてはくれませんよね。
じゃあどうするか、
ということですが
僕が体感してきた
指導のポイントは
【物ごとを見る視点を変える】
というものです。
今回の傘の忘れ物についての
指導ですと、患者さんの忘れ物
だという認識に対して
「この傘はあなたが
患者さんへの気配りを
忘れた証拠だよ」
という視点を植えつけるのです。
すると、、
今までの
「患者さんの忘れ物の傘」
という視点から
「忘れ物になる前に
何とかしなければ…
これが私たちの仕事なんだ」
という思考が生まれます。
そうなると、、
・忘れ物の傘を見つけても、
これまでのように平気では
いられなくなってくる
・傘立てに傘が入った瞬間、
その患者さんの物かを
記憶するようになる
・お帰りの際のお声がけは
どんな言葉がいいのかを考える
など、患者さんのことを
意識することで、いろいろな
気づきが生まれてくるのです。
傘を忘れて帰るところを
「○○さんの傘はこちらですよね」
と傘を手渡されたら
患者さんも「ありがとう」という
気持ちを持ってくれます。
これなら
一声かけたスタッフさんも
嬉しいですよね。
このように、
「視点を変える」ことが
習慣になっていけば自然と
仕事のレベルが上っていきます。
この指導により、
クドケン店舗では
少しずつ傘の”在庫”が
減るようになってきました。
【物ごとを見る視点を変える】
これはスタッフがいない
1人先生にも同じことが言えます。
ぜひ、治療院の状態を
「視点を変えて」
見てみてください。
今日は全国的に雨が降ったり
やんだりの天気のようです。
先生の治療院でも
傘の”ディスプレイ”を
していないか確認し、
これ以上”在庫”を
増やさないように
ご注意ください。
Writer
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