斉藤隆太
患者さんが定期的に通ってくれる治療院の特徴とは?
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こんにちは、
クドケンの斉藤です。
本日は、
『売上を落とさない為の考え方』
についてお話ししたいと思います。
真夏のあつ~いこの時期、
売上が落ちる治療院があります。
8月で言うとお盆休みがあるため、
営業日数そのものが少ないのも
影響しますが、
それ以上に売上が下がる
原因があります。
数字的に考えると
売上が下がる原因は3つです。
おさらいにはなりますが、
売上を数字的に表そうとすると
売上=(カルテ数×来院頻度)×単価
となります。
なので、
カルテ数、来院頻度、単価、
このいずれかに問題があると
売上が下がってしまいます。
外が暑い
↓
できる限り外出したくない
↓
治療院に行く優先順位が下がる
患者さん的には、
こういった心理状態により、
暑ければ暑いほど
患者さんの足が徐々に院から遠のきます。
稼働カルテ数が減り、
リピート率が落ち、
キャンセルが増え、
徐々に売上が下がってしまうのです。
一方で、あつ~いこの時期でも
売上が下がらない治療院もあります。
暑さに関係なく
患者さんが定期的に通ってくれる
治療院の特徴は、
患者さんに
不快 < 治療院に通う理由
をしっかり教育できていることです。
真夏でも売上が下がらない院は
教育がしっかりとしていて、
患者さんの治療意識が高いので
「今日は暑いから治療院に
行くのやめたー」
とは絶対になりません。
つまり、この時期に
大切にして頂きたいのは
「患者教育」です。
患者教育とは、患者さんに
治療を受けるべき理由を正しく伝え、
身体の状態がよくなるまで
通院する意識を持ってもらうことです。
教育がされている患者さんは
自分が通院する理由が明確であり、
治療に対するモチベーションも
高いのでキャンセルしません。
どんなに暑かろうと、
「身体を良くしたい」
「早く先生に見てもらいたい」
というモチベーション管理も
患者教育には含まれているのです。
患者教育とはつまり、
モチベーション管理です。
患者さんが治療院に来院する理由は
生活や仕事に何かしらの
問題が生じたからです。
その問題を解決したいと思い
治療院へ来院します。
なので、まず患者さんには
✅症状が良くなったら何がしたいのか?
✅今悩んでいる問題がどう解決するのか?
を確認し、良くなった状態を
具体的にイメージしてもらいます。
さらに、ここでもう一歩踏み込んで、
患者さんが潜在的に抱いている
希望も提示してあげるわけです。
例えば、
「同じような症状の患者さんで
良くなった方は、今はこんなことを
している方もいらっしゃいますよ」
など、良くなった後の未来を
提示します。
そうすると…
「おお!
そうか、こんなこともできるのか」
と、患者のモチベーションが
プラスの方向に高まっていきます。
患者さんの頭の中を希望で
満たしてあげることで
治療へのモチベーションを
高めることができるのです。
これに対して、
マイナスのモチベーション
管理もあります。
「このまま我慢して放っておいたら
もしかしたら○○になっていたかも
しれませんね」
「以前、同じような症状の方で
もっとひどい状態になってしまった方も
いらっしゃいましたよ」
など、
患者さんに悪化した状態を
イメージさせる方法です。
もちろん、嘘ではなく
あくまでその可能性があるということを
教えてあげるのです。
そうすることで患者さんは、
「このままだとヤバイな」
と気付き、治療院に通ってくれます。
こういったモチベーション管理による
動機付け(患者教育)を行うことで
施術が終わったころには
「暑くても●●治療院に通おう」
「●●治療院に通わないとやばい」
というようにモチベーションが
高まっているはずです。
この患者教育がうまくできれば、
夏の暑い時期でも患者数を
安定させることができますよ。
以上、本日は患者教育の話でした。
真夏日が続きますが、先生自身も
体調にお気をつけください。
本日は最後までお読み頂き
ありがとうございました。
本日の格言
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