クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 斉藤隆太

売上1位の新米スタッフから学ぶ売上アップの秘訣とは?

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こんにちは!
クドケンの斉藤です。



本日のテーマ


治療家歴の長い先生ほど陥りやすい問題点とその対策法

気がつけば3月も終盤・・・


季節が変わり段々と
新規患者さんが増える時期ですね。


院によっては新入社員が
入社してくる時期でもあります。


そんな時期だからこそ、
今日お伝えする内容は
心に止めておきたいことです。


現在クドケン店舗には
施術スタッフが12名おります。


さらに4月には新入社員も
入社してくるので、


より一層、教育、管理、
マネジメントの部分を向上すべく
日々努力しています。


そんなクドケン店舗の中で先日
施術デビューした新人さんが

鮮烈なデビューを飾りました。


クドケン店舗では、
施術スタッフ12名の

✅個人売上
✅リピート率

など、細かい数字を
誰がどのくらいやってるのか
分かりやすく一覧表で管理しています。


この一覧表を見た時に、なんと
施術デビューしたばかりの新人さんが

個人売上のトップに踊りでたのです。



僕はこの状況を見て
嬉しくて喜びました。


好成績を出した新人スタッフにも
頑張って頂いて本当に感謝しています。


ですが、その一方で
ある危機感を覚えたのです・・・


よくよく一覧表のデータを見ていたら

ベテランの先生の数字が下がっています。



1カ月という短い
期間ではありますが、


ベテランスタッフよりも
新人スタッフの方が
数字が良いという
現象が起きているのです。


数字は嘘をつかないので
状況を明白に教えてくれます。


普通に考えたら、新人よりも
先輩の方が売上も高いはずですよね。


しかし、だんだんと
差がない状態になっています。


新人が順調に育つその一方で、


ベテランの先生の

✅リピート率
✅次回予約率
✅回数券などの販売率

が低下していくという現象。


この背景には一体何が
起こってるかっていうと、


ベテラン先生の

「慣れ」


出てしまっていることが
問題と考えられます。


この状況に気が付いたとき、
自分の感情を振り返ります。


当然、ベテランの先生ほど
できて当たり前と考えます。


しかし、その感情が危険です。




新人がこのぐらいできているし、
当然ベテランの先生はもっと
出来てるだろう




という思い込みで見落としてしまう部分があるんです。


新人さんを雇えば1から10までしっかりと
教えていきます。


ですので、最初の頃は
リピート率も良く、回数券なども
しっかりと販売できます。


それは教わったことを忠実に
実践するからです。


それに周りも新人には特に目配りをしますので、
様子や数字を良く見て助けてくれるわけです。


スタッフを雇用して何年か
経ってるような先生であれば
同じような経験をしたことが
あると思います。


慣れてくると何が起こるかというと、

ベテランの先生ほど無意識的に手を抜いてしまう

という現象が起こります。


多くの先生は、

一度出来るようになったことは
その後もずっと出来ている、
という思い込みを持っています。


これが普通の考えなのですが、
落とし穴でもあります。


人間は忘れる生き物ですから、

一度覚えても
定期的に出来ているかを確認しないと

段々と精度が落ちていくものです。



手を抜いてる意識がなかったとしても、
新しい手技を習ってアレンジを加えたり、


クロージングの方法を
変えてみたりしているうちに
元のやり方に戻れなくなっていきます。


ですから、定期的に数字と
一緒にやってる内容を管理しチェックするって
いうことが必要になってくるのです。


うまくいってるつもりでも

何年か前よりもデータの中で、
下がっている数字がある。


それに気がついているけど

放置している状況でしたら
気を付けて下さい。


ベテランの先生はある程度の
既存患者さんが定着した状況だと
あまり気に止めないかもしれませんが




ある日ある時、突然と治療院の
売上が落ち込んでしまう
かもしれません。





客観的に判断するためにも、
ベテランの先生も定期的に
やっていることをチェックする
仕組みを作っていく必要があります。


ちなみにこの「慣れ」の現象は

1人先生にも起こります

ので
注意しなければいけません。


1人先生の怖いところは
誰もチェックしてくれないことです。


スタッフがいる院だったら
周りが気が付いて指摘してあげる
こともできますが、1人だと気が
付かないことも多いです。


ですから、


「なぜうまくいってるのか?」
ということを自分で客観的に
チェックが出来るように、


うまくいってる理由も合わせて
リスト化しておくといいです。


そうすると、

うまくいかなくなったときに

何がどう変わったんだろう?

という照らし合わせが出来ます。




継続的に経営を維持し、
安定させていくには


数字的な基準値を
作っておくことと、


管理項目を作っておく
ということが大切です。





患者さんが多くなる
このタイミングで
一度見なおしてみてください。

本日の格言

0323_kakugen

Writer

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