斉藤隆太
先生は大丈夫?広告費の正しい考え方
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こんにちは!
クドケンの斉藤です。
突然ですが…
コンサルティングをしていると
次のような質問をよく頂きます。
「広告費はどの位が
適切ですか?」
やはり、広告にどの位
費用をかけるべきなのか?
気になっている治療家さんは
多いようですね。
なので本日は、
『広告費』について
解説をしたいと思います。
「広告費なんて必要ない」
そう話される先生もたまに
いらっしゃいますが、
治療院を経営しているなら、
広告費という考え方は
とても大切です。
なぜなら、
これからの治療院業界では
新規患者さんの争奪戦が
起きてくるからです。
整骨院を含め、自費整体院、
マッサージ、リラクゼーション店舗は
年々増加しています。
目には見えませんが、
確実に新規患者さんの争奪戦、
そして既存患者さんの奪い合いも
起きています。
✅地域で開業して長く、
既存患者さんがそれなりにいる
✅地域柄、ライバルが少なく
クチコミだけで経営が成り立ってしまう
✅利便性が良い立地で
通りがかりの集客が絶えない
✅地方からも患者さんが押し寄せ
予約が途絶えることのない
ゴッドハンド先生
など、本当に新規集客に
困っていない治療院さんは、
ごく少数ではないかと思います。
今、メルマガをお読み頂いてる先生も、
思い返せば最近新規が減ってきたな…
と感じていませんか?
そんな状況で必要になるのが
正しい広告費の考え方なのです。
先生は、広告費を月に
いくらかけていますか?
こう質問すると、
「月に3万円」という先生もいれば、
「月に10万円くらい」
などバラバラです。
もしくは感覚で費用を
計測していて、はっきり広告費が
分からない先生もいたりします。
これは、正しい広告費の
考え方を知らないがために、
基準が曖昧だからです。
では、治療院の広告費は
どのように考えるべきなのか?
正しい広告費の考え方は
2つあります。
1つは、
『広告費は売上の10%』
という考えです。
利益ではなく、売上の10%を
1つのラインと考えるべきです。
✅月商50万円なら月に5万円
✅月商100万円なら月に10万円
✅月商200万円なら月に20万円
利益率を考えると
広告費に売上の10%を
かけたとしても十分元が
取れる数字です。
色々な治療院さんを見ていると
ここまで広告費をかけていない
先生がとても多いのですが、
このラインより低い場合は、
自分の理想とする売上の10%まで
もう少し広告費をかけてみる
というのもありです。
改めて自分の院の広告費が
売上の何%なのか確認して
みてくださいね。
続いて、
2つ目の考え方です。
『月に何名の新規が必要なのか』
という考え方ですね。
単純に月に10名必要なのか、
20名必要なのか、
“目安”を決めるということです。
この考え方はとても重要です。
新規患者さんには
集められるだけとにかく
来て欲しい!
長期的にみると
この考え方で動いている院は
不安定になりがちです。
なぜなら、集客人数に
フォーカスするあまりに
気づけば広告費予算の垂れ流しが
起きてしまう可能性があるからです。
正確な広告の効果測定を徹底し
長期的に安定した集客を
行いたいのであれば、
かけられる広告費予算の”基準”は
必ず必要になってきます。
その基準が、1人あたりに
いくらまでかけられるのかという
基準なのです。
『売上げを維持するのに
最低○○名の新規を確保する
必要がある』
この目安をまず持つこと。
そして、一人当たりにいくらまで
広告費をかけるのか、掛け算です。
✅1人4,000円ならば
20名の新規で8万円です。
✅1人5,000円までかけられるなら
20名の新規で10万円です。
この考え方を
持ってみてください。
地域や広告媒体によって
広告費は変わってきますが
一般的な目安としては、1人あたり
3,000円~5,000円の
治療院さんが多いです。
地域によっては1万円かかる
ところも、反対に1,000円
かからない地域もあります。
正直、地域で勝つために
戦略を作るなら、初回の利益を
すべて捨てるくらいの
気持ちが必要です。
初診でいただく金額を
すべて広告費に回してでも
新規を獲得するぐらいの
気持ちを持つのです。
まずは毎月の広告費に
いくらかけているのか、
分析してみてください。
ホームページ、スマホサイトに
かけているSEO料金や
PPC広告費を分析して、
ホームページからは
1人獲得するのに●●円かかる。
チラシ集客なら、印刷、配布の
総コストを洗い出して反応があった
患者さんの数で割ると1人獲得するのに
●●円かかると分かります。
先ほどお話しましたが
各媒体で獲得コストは
変わります。
最初はザックリと「これくらい」
程度もいいですが、
慣れてきたら1人当たり●●円まで
という基準を作るべきです。
ここを曖昧にしている
治療院さんが多いのですが、
曖昧なままだと
利益が残らなくなって
しまいますので要注意です。
では、広告費のポイントを
まとめます。
1.売り上げの10%という考え
2.欲しい人数×1人あたりの限界広告費
この2つの視点を持ち、
自分の院にとって最適な広告戦略を
立てて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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