直営院のウラ側<まるみえ>
【治療院集客】台風などの自然災害時の対策について
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こんにちは!
治療院経営アドバイザーの齋藤隆太です。
毎週水曜日は、
私がオーナーとして経営する治療院の
お金から集客施策、手技に至るまで…
これでもかっというほど
リアルな”ウラ側”をまるっと公開していく
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“完全ガラス張り”の
治療院ドキュメンタリー
『まるみえ』
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をお届けしてまいります。
本日は、
「自然災害に治療院はどう備えるべきか?」
というテーマでお届け致します。
自然災害に備えて、先生が今から
決めておくべき2つのポイントを
お伝えしますので、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
まずは、台風10号の被害に遭われた
方々には心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
本当に日本は自然災害の多い国です。
いつどんな災害が起こるかどうかわかりません。
私たち治療院経営者は、
治療院の万が一のことを考えて、
備えをしておきたいものです。
参考までに私が治療院の備えとして
必要だと考えているのはこの2つです。
・火災保険
・いつでも連絡の取れる患者様の連絡先
まず「火災保険」については、
通常、店舗の火災保険はお店を
借りる際に入っているかと思います。
今回のように台風による損害の補償は
火災保険の対象となりますが、
ただ、地震や大雨の被害は補償対象外だったり
補償される保険の種類は商品によって異なります。
保険適用されると思っていたら対象外だった…
うっかり更新していなかった…
ということがないようこの機会に
ご自身の院が加入している
保険の確認をしておいて下さい。
次に、
「いつでも連絡の取れる患者様の連絡先」
についてです。
いわゆる顧客台帳と言われる
直ぐに連絡が取れる
患者様リストのことです。
突然の災害で院をオープン
できなくなったときのことを考えれば、
なぜ、患者様リストが必要なのかは
お分かりになると思います。
患者様リストがあれば
万が一、災害が起きた時にも
患者様の呼び戻しが容易になるからですね。
江戸時代の商人の話で
現代の経営にとても参考になる
話があります。
江戸の町は年中あちこちで
火事が起きていたと言われています。
今と違って消防車などの設備もないし
鎮火まで相当に時間がかかったでしょう。
そんな火事の多い江戸の町の商人達は、
自分の店が火事になった時に真っ先に
行うことがあったそうです。
何だかわかりますか?
そう、それは自分の店の”顧客台帳”を
必ず持って逃げるということです。
なぜ、お金や商品ではなく、
“顧客台帳”を真っ先に守ろうと
したかというと、
江戸時代の商人にとって”顧客台帳”が
もっとも価値のあるものだったからです。
商品や建物が燃えてしまう損失に比べ、
顧客台帳がなくなってしまう事の方が
計り知れない損失をもたらすということです。
ですから、火事になった時には
まず顧客台帳を守ったのです。
そして火事がおさまると、
顧客台帳に記載されたお客さんの家に
1軒1軒あいさつに回ったといいます。
「火事になって大変だったね…
また商品を買ってあげるから頑張って!」
お客さんとの関係性を保ち、規模は小さくても
すぐに店を「再開」することができたそうです。
この商人の話の教訓は、
・顧客台帳は命がけで守る
・顧客との関係性をしっかりと築く
ということです。
現代版の顧客台帳として、
私がお勧めするのは
LINE公式アカウント(旧LINE@)です。
簡単に言うと、
店舗がお客様に直接情報をLINEで
届けられるサービスです。
患者様リストがあれば
LINEを一通送信するだけで
・災害後の店舗情報の配信
・患者様への情報提供
・休眠患者様の掘り起こし
・キャンペーンやイベント情報の配信
などの施策にも繋がります。
患者様リストこそ、
治療院にとっての財産です。
江戸時代と比べても
商売の基本は変わりませんから、
今一度、患者様の情報の大切さを
再確認して頂ければと思います。
今回、被害には遭わなかった先生、
被災地からは離れている先生も
いつ自分の身に災害が
降りかかるかわかりませんので
自然災害時の備えをしていただいて
日々を送っていただけたらと思います。
Writer
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