工藤謙治
言われる『華』になろう
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こんにちは、クドケンの工藤です。
先生もこんなこと言われた
経験はありませんか?
「言われているうちが華
何も言われなくなったら終わりだよ」
治療家になる前にはご両親から、
修行時代には先輩、院長から
こんな言葉で注意された経験が
誰しもあると思います。
言われるうちが華(花)
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まさにそうです。
もうわかっていますよね…
親が子供を叱るのは
「子供がきちんと成長して
立派な大人になってほしいから」
ですよね。
同じようにスタッフや弟子に
注意するのは、その人の成長を
考えているからです。
そこには、愛情があるのです。
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人は愛情がない人や
大切ではない人に対して
叱ったり注意したりはしません。
興味がない人には無関心。
言われるうちがまさに華。
言われなくなったら終わりなのです。
ここからが大事です。
先生は最近誰かにダメ出しされたり
注意されたことはありますか?
そう、”治療院の長”ともなると
誰も注意してくれなくなります。
親は子供がいけないことや
間違ったことをしたときに
大人として叱り、注意しますよね。
子供は経験値不足から、
親に言われるまで
ソレがいけないことだったと
気がつくことができません。
これを治療院に
置き換えて考えてみてください。
治療院がいけないことや
間違っていることをしたときに
誰か注意してくれますか?
繁盛していない治療院は
繁盛するための経験不足から
間違ったことをしていても
誰も注意してくれないのです。
だから、繁盛しない治療院は
自分のズレや間違いに気づかないまま
ずっと同じことを続けます。
仮に、先生の問診や施術が
患者さんに不快感を与えていたとしても
患者さんは言ってくれません。
スタッフを雇っている院でも
院長や社長にはなかなか言えません。
その結果、過ちやズレは
修正されることなく継続され、
経営不振を招くのです。
ではどうすれば
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言われる華になれるのか?
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僕も昔、覆面リサーチとして
たくさんの治療院さんにお邪魔して
カラダを見てもらいましたし、
現在でもプライベートで
整体やマッサージ店に
いくことがあります。
僕はコンサルタントでもあるので、
「ここ残念!直せばいいのに」
「この先生(スタッフ)さんは
こうすればもっといいのに!」
「清潔感ないな、店も汚い」
など、気がつくポイントが
たくさんたくさんあります。
言ってあげたら確実に
お店の業績は上がります。
でも、仕事でもないし
めんどうですし、
売上責任もないので
言うことはありません。
しかし、
お金をもらって仕事として
コンサルティングを依頼されたら、
愛情を持って
遠慮なくダメ出しをして
一緒に改善計画を立てていきます。
人を注意したり悪いところを
指摘するのは、自分が嫌われる
可能性もあるのでイヤなものです。
言われる先生もそうだと思いますが
将来の自分のためと思って
しっかり受け止めていきましょう。
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■言われる華になる方法その1
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コンサルタントを雇うことです。
お金はかかりますが、
お金を払った分だけ
本気で改善しようと思いますので
おすすめの方法ではあります。
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■言われる華になる方法その2
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家族や子供、親戚、親友など…
仕事以外で自分(治療院経営含む)に
愛情を少しでも持ってくれる人に
忌憚ない意見をもらうことです。
家族や子供、親戚、親友は
心から依頼すれば意見をくれます。
プロではないですし、
本当の患者さんでもないですが
素人感覚で言ってくれます。
誠実に
「治療院をより良くしていきたい。
自分では気が付かない
至らないポイントを教えてほしい。」
と依頼すれば意外とやってくれます。
ここでのポイントは
“遠慮なく言ってもらうこと”です。
例えば…
・院長先生に清潔感がない
・院内部が汚い
・自信がなさそう
など、先生の心を傷つけてしまう
可能性があることは言いづらいです。
でも、そこも本音で傾聴です。
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■言われる華になる方法その3
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患者さんに素直に聞くこと。
アンケートでもいいですね。
これが一番おすすめですが
やっている治療院は少ないです。
ただ、
「治療はどうでしたか?」
というアンケートでは
『言われる華』
にはなれません。
治療院の至らないポイントを
しっかりと聞けるアンケートに
する必要があるからです。
聞く相手は
・かかりつけの常連さん
・相性があう患者さん
・ズケズケ言ってくれそうな人
など、間違いやズレを
指摘してくれる人がいいでしょう。
これも流石に対面では
なかなか言えないので、
匿名アンケートを自宅で書いて
ポストに投函してもらうなど
言ってくれる側にも配慮は必要です。
最近では無料で使える
ウェブアンケートツールも
たくさんあります。
手軽にインターネット上で
アンケートに答えてもらっても
良いかもしれません。
クドケンでも
DVDを買っていただいた先生に
「サーベイモンキー」という
アンケートツールを使って
フィードバックを頂いております。
忌憚ないご意見をくれた
患者さんには感謝状とクオカードや
割引券など、少しオファーを
つけてもいいかもしれません。
それくらい、自分の至らない所を
指摘してくれる人は重要です。
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耳が痛い事 ≒ 経営の宝
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であり、
「言われるうちが華、
言われなくなったら終わり」
なのです。
親の心子知らず…
親の小言と冷酒は後で効く…
親は愛情があるから、
言ってくれるのです。
耳が痛いことは買ってでも聞け!
いろいろありますね。
是非、言われることを意識して
自分を成長させていきましょう。
本日も最後までご覧頂き
ありがとうございました。
Writer
工藤謙治 工藤謙治の記事一覧
治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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