工藤謙治
基本の「き」
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こんにちは、
クドケンの工藤です。
新年始まって
経営は順調でしょうか?
冬は地域や、コンセプトによっては
新規が減りやすい季節です。
物理的に通いづらく、
年末年始で人の心理も
遅くなるからです。
本日は、
まだ1月中旬ということで
「初級の初級」
「基本の”き”の字」
を復習も兼ねてお伝えします。
今回基本として
解説していくのは…
■『経営の基本』
■『新規集客の基本』
これら2つの基本要素です。
それでは、
早速解説に入っていきましょう。
まずは、
経営の基本の「き」から
お話しします。
経営の基本の「き」
僕は今まで様々な
治療院を見て参りましたが、
うまく言っていない先生に
経営のアドバイスするときに
気をつけていることがあります。
それは、
「改善する順番を考える」
ということです。
当たり前ですが、
うまくいってない状態から
良い状態に改善するまでには
かなりたくさんの課題があります。
課題はたくさんあるのですが、
治療院経営の考え方そのものは
とてもシンプルです。
■1,新規の患者さんに来てもらう
↓
■2,リピート、固定患者さんになる
たったこれだけです。
ただし、
この中身には様々な
要素が詰め込まれています。
そして1つ1つの要素を
繁盛治療院が持つべき要素に
改善していくのです。
ちょうど今販売中の
クドケングループの治療院経営塾、
『勝ち組治療家養成・個別指導塾』
の早野塾長が
こんな概念を提唱しています。
■STEP1:バケツの大きさを知る
→現状確認
■STEP2:バケツの穴をふさぐ
→リピート対策
■STEP3:バケツに水を入れる
→新規集客
■STEP4:バケツを水で満たす
→顧客の管理・教育
■STEP5:バケツを大きく広げる
→売上の拡大(単価アップなどのノウハウ)
実はまさにこの通りで、
この順序で着実に実践していけば
“着実に” ”効率よく”
改善を行うことができます。
多くの先生は、
「腕は良いから
新規さえ来れば繁盛する」
と思い込んでいる節があります。
確かに新規だけで繁盛する院も
あることは事実です。
しかし、実際はリピートや固定率が
著しく低く、新規が来院しても
ザルのように抜けていったり、
最初は売上がボンッと上がるものの
すぐに元通りになってしまう
治療院が意外と多いのです。
まずは適切な経営分析で
✔何が足りないのか
自分の至らない部分を認め
✔自分の理想の数字や治療院像に
たどり着くための要素を逆算し
✔どの順番で改善するか決める
ということを
行う必要があるのです。
改善リソースは限られています。
(自分の時間、予算、意識)
改善には1つ1つ、
時間と、場合によっては
お金もかかってきます。
だからこそ
“効率よく” ”適切に”
改善することが求められます。
是非、まだ1月ですので
改善したい事柄をリストアップし、
理想とする治療院経営から
逆算した要素の数々を
順番通りにこなしてください。
次に、
新規集客の基本の「き」です。
■■新規集客の基本の「き」■■
何度も何度も伝えていますが、
新規集客できない治療院には
“集客できない理由”があります。
集客できない理由の第一位は
「そもそも治療院が
見込み患者さんに知られていない」
というものです。
分かりやすいように、
患者さんが治療院に来るまでの
心理について解説します。
【来院までの顧客心理】
■悩みが顕在化する
→痛みや辛さを感じる
↓
■解決方法を探す
→ 整形外科?
→ 治療院?
→ シップ?
→ その他?
↓
■治療院に行くと決める
↓
■治療院を探す
(知っている選択肢を見る)
↓
■治療院を選ぶ
↓
■電話する、行動する
↓
■納得、満足したらリピートする
これが、患者さんが
治療院に来るまでの心理状態です。
治療院側からすると、
ーーーーーーーーーー
1,知ってもらう
2,選んでもらう
ーーーーーーーーーー
この2つが大きな壁ですね。
この壁を乗り越えるには、
まずどんな媒体で知ってもらうのかを
考えていく必要があります。
~~~~~~~~~~~~~~~
・HPなのか…
・チラシなのか…
・クーポンサイトなのか…
・地域雑誌なのか…
・口コミなのか…
・通りがかりなのか…
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とにかくまず知ってもらう方法を
考えて実行しなければ
知られることはありません。
そして、知ってもらったら
今度は第2ステップの
“選んでもらう必要”があります。
~~~~~~~~~~~~~~~
・他の治療院との違いは?
・立地条件、通いやすさは?
・実績は?
・値段は?
~~~~~~~~~~~~~~~
患者さんは自分の目的の元
様々な要素の中から
治療院を”選んで”います。
だから、選ばれる要素を
しっかり伝える必要があります。
この2つステップのどちらかが
うまくいかないと、当然ですが
新規患者さんは来ません。
2017年は
始まったばかりなので、
『経営の基本の”き”』
『新規集客の基本の”き”』
この2つの基本を
見直してみてください。
どんな分野であれ
プロフェッショナルほど
『基本』を大切にしています。
治療院経営の基本も忘れずに
1月のうちに復習して
しっかりと考えてみてください。
本日も最後までご覧頂き
ありがとうございました。
今日の格言
Writer
工藤謙治 工藤謙治の記事一覧
治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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