工藤謙治
【音声解説】質問します!本当のライバル治療院はどこですか?
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こんにちは、工藤です。
もう昨年の話になってしまいましたが
集客がうまくいっていない先生と
懇親会でお話ししたときの事。。。
工藤
「先生、技術に自信があるのはわかりますが
先生のライバル治療院はどこですか?」
治療家さん
「クドケンさん、うちの整骨院の周りは
激戦区、半径1キロ圏内に5個はあります」
工藤
「先生のメインとする施術と患者さんの層
を考えた時のライバルはどこですか」
治療家さん
「周りの治療院全部ですよ。
実費の整体院も整骨院も全部、、、
うちの地域はライバルだらけ、、、
新しい治療院も年々増えています」
工藤
「だから先生の集客を考えた時に
ライバルはどこなんですか」
治療家さん
「だから周りの治療院は全部ですよ。
年々新規が減っているんです」
↑↑↑
この会話の噛み合っていない感じ
伝わりましたか?
僕は”集客における”
ライバルを聞いているのです。
治療家さんは、
近隣に治療院が
たくさんある、どんどん増えている、
とずっと言っています。
本日の【音声解説】はこちら…
↓↓↓
・通常速度(6分8秒)
・1.5倍速度(4分5秒)
■大事なこと
近くにある治療院は実はライバルではない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生が感じているライバルはライバルではない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“ライバル治療院”という言葉
よく聞きますよね?
僕も
「ライバルを見ろ!ライバル視察は大事!」
とよくこのメルマガでも伝えています。
でも治療院経営における
本当のライバルを
治療家さんの多くは理解していない。
よーーく考えてくださいね。
ライバルはそもそも新規集客の段階で
考えるべきものなんですね。
ライバル = 新規の奪い合い相手
先ほどの先生も自分で言ってます。
「年々新規が減ってきた」
これ、新規が奪われているんですね。
ちょっとマーケティングっぽい表現ですが
新規争奪戦 = ライバルとの戦い
なのです。
一度来てくれた患者さんが、
二回目、三回目、その後と、
ずっと自分の治療院に通うかどうかは
ライバル治療院との勝負ではなく
自分の治療院の実力勝負なのです。
既存患者は、
施術力、問診力、人間力、設備、
などなど自分の治療院の持つ実力勝負です。
しつこいようですが、
治療院経営の
ライバルとは
・新規を奪い合っている相手
です。
治療院それぞれメインとする
新規集客経路が違いますね。
ホームページ
チラシ
地域雑誌、クーポン雑誌
通りがかり、看板
そして
口コミ・紹介です。
多くの治療院はどこかに偏って
集客しているのです。
実はライバル治療院は、
“メインとする集客媒体ごと”
に存在するのです。
ホームページをメインに集客
している治療院であれば
インターネット上でのSEO、PPC広告、
口コミサイトなどにライバルがいます。
チラシをメイン集客にしているならば
同じ地域でチラシを撒いている
治療院がライバルなのです。
ホットペッパーなどのクーポン誌や
地域フリーペーパーなどで
集客をしているのであれば、
その雑誌に載っている
治療院がライバルです。
同じく通りがかりや院前集客を
メインにしているならば
自分の治療院と同じ”人の流れ”で
集客している治療院がライバルです。
だから、立地の悪い治療院や
駅の反対側など、違う人の流れで
集客していたらライバルではないのです。
ただし、口コミ・紹介だけは
治療院の実力を
問われるので『別枠』です。
口コミ、紹介を増やす方法は
別の機会にお伝えしてまいります。
ずばり、、先生のライバル治療院は
どこにいらっしゃいますか?
・ホームページ上ですか?
・見込み患者さんのポストですか?
(チラシですね)
・ホットペッパーの同じページの
広告枠の治療院ですか?
・自院と同じ立地条件の治療院ですか?
治療院によってライバルが違うのです。
また、新規集客方法が複数ある場合は
媒体・経路ごとに見ていきます。
ホームページ上のライバル
・SEO対策なのか、PPC広告なのか
口コミサイトなのか、1つ1つ確認する。
・ホームページで表現されているもの
露出度、露出キーワード
口コミサイトの順位などを調べる。
チラシででのライバル
・チラシ上の表現、
値段、売り(USP)、
見せ方などを研究して
負けないチラシを作る。
通りがかり集客のライバル
立地そのものは変えられないので、
・ブラックボードや看板、
ファザードなどできることで
ライバルより目立ち、
集客できることを考える。
このようにライバルとは
ただ近くにある治療院、
ではなくて
新規集客におけるメイン媒体に
おいて存在するものなのです。
やみくもに近くにある治療院を
ライバル視するのではなく、
「ライバルはどうやって
集客しているのか?」
「自分は何をメインに集客するのか?」
という風に、集客経路を意識して
ライバルを調査してください。
マーケティングの基本は
徹底したライバルチェックからです。
クドケン直営治療院も
年間最低3つはオープンさせようと
準備しております。
どこの地域に出しても
すぐに黒字化して安定させていくため
ライバルを徹底調査して
その地域に合わせた集客戦略を
練っております。
治療院経営のキモは2つ
1、どうやって新規を獲得するか
2、どうやってリピート・ファン化するか
施術、治療技術がいいのは当たり前、
患者さんへの思いが強いも当たり前、
その上でどうやって安定経営
していくのか、が重要なのです。
是非、ご自身の地域の
正しいライバルチェックを
見直してみてください。
本日の格言
Writer
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治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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