工藤謙治
【音声解説】大事な『オフ』
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こんにちは、
クドケンの工藤です。
東京は桜が散り始め
気温も上がり、
春が本格的に始まりました。
僕が住む東京、中野のスタバは
大きな窓があり桜が見えますが、
半分くらい散っていました。
東京の町には初々しい
リクルートスーツを着た
就活生、新社会人が目立ち、
新しい季節のスタートです。
そこで、
本日のテーマ
長期的に成功する「オフ」の重要性
本日の音声
「戦略的な『オフ』の取り方」
・通常速度(10分09秒)
・1.5倍速度(6分46秒)
※クリックすると音声が流れます。
クドケングループでも只今、
新卒選考の真っ最中。
新システムの導入、新人教育と
スタッフが夜遅くまで
毎日頑張ってくれています。
夜遅くまで働き過ぎて、
彼女に愛想つかされたという
若手社員がいるとも聞きました。
(笑えないですね (汗))
クドケン直営店舗スタッフも
新年度ということで
患者さんのため、経営のため
毎日頑張ってくれています。
しかし、成功するため、経営のため
自分のために頑張っている時期こそ
「オフ」が重要になります。
短期間「うぉぉー」っと
がんばって、努力して、
結果をだしても
すぐにしぼんでしまったり、
燃え尽きてしまう人がいます。
治療院の先生にもいらっしゃいますし、
クドケンの社内スタッフにも
見受けられる現象です。
・息切れ
・燃え尽き
・飽き
・諦め
・虚無感
理由は様々ですが
成功状態、成長状態が
短期間で終わってしまいます。
もちろん、治療院経営でも
会社経営でも同じで、
成功したければ猛烈に
働く時期が必要です。
よく自己啓発の本に
「逆エスカレータ-の法則」
などという言葉で
紹介されていたりしますが、
成功と呼べる結果までの一定期間、
人の3倍くらいの
『行動・意識・努力』を
継続しなければなりません。
まさに下りのエスカレーターを
登るようなもの。
すこしでもぽけ~っと休んでいると
元の位置まで戻されます。
だから結果をだすためには
人の3倍モーレツに働く時期が
どうしても必要なのです。
でも、「オフ」がない状態、
根性論だけでこの逆エスカレーターを
登りきれるほど人生はあまくない。
短期では通じることもありますが、
長期的な成功を考えると難しい。
では、長期的に成功する
「オフ」とはどういうものか?
「オン」- ON
「オフ」- OFF
単なる休みや
休日という意味とは違います。
「オフ」とは「オン」のための
計画的な「充電時間」です。
イメージ的には休日、休みよりも
充電期間という表現が近いです。
オン ‐ 人の3倍頑張る期間
オフ ‐ 3倍頑張るための充電期間
です。
最近、本屋にいくと
✅「できる男の〇〇術」
✅「なぜ一流のビジネスマンは
○○するのか?」
など一流の人材、ビジネスマンが
大事にしていることを紹介した
書籍が売れています。
✅「なぜ一流の男の腹は出てないのか?」
✅「おしゃれに気を使うのか」
✅「ダイエット術」
✅「休日の過ごし方」
アマゾンでも検索すると
似たような書籍が
たくさんヒットします。
まとめますと一流の人材は
この「オフ」が上手だということ。
逆に言えば、この「オフ」を
うまく使えないと一流の領域には
なかなか辿りつけないとも言えます。
では「オフ」について、
長期・中期・短期で
具体例を挙げてお話しします。
長期
代表的な
「オフ」イベントとしては、
・家族旅行
・実家帰省
・趣味
など・・・
仕事以外の心の充電になります。
旅行などはイメージつきやすいですね。
3日くらい休んで
=========
✅一人旅行
✅家族、恋人と海外旅行
✅趣味の海外フルマラソン
✅トライアスロンチャレンジ
=========
なども、よく聞く
長期「オフ」の事例です。
中期
・一週間に○曜日だけは
仕事をしないで趣味に費やす
・お稽古事を入れる
・友達や家族と出かける
などなど・・・
週単位、数ヶ月単位での
中期「オフ」になります。
短期
「オフ」は毎日の時間管理に
計画的に充電を入れるということです。
休憩よりは充電というイメージです。
・家族との食事 や 会話時間
・一定の睡眠時間を確保する
・質の良い睡眠をとる環境づくり
・眠くなりにくい食事をする
・血糖値コントロール
・タバコ休憩
・お酒が好きな人は晩酌
・美味しいお昼ごはん
・計画的な昼寝
・朝の自分管理時間の確保
など様々あります。
僕の場合の短期「オフ」は、
意図的に昼寝時間をとること
と
朝の自分管理時間の確保
と
仕事の間に計画的な
休憩を入れることです。
計画的な20分の昼寝は
“夜の3時間に匹敵する”
と言われることもあるくらい、
午後のパフォーマンスに
大きな影響を与えます。
朝の自分管理時間は
先日の僕のメルマガの中で
取り上げたばかりですけど、
「自分の人生の目的確認」
つまり、
『当日・週単位・月単位』での
時間・スケジュールの見直し、
優先順位の確認などです。
“戦略的かつ効率的”に時間を使い
目標までの最短距離を把握します。
仕事の間の休憩も同じです。
これは、
働いている時間の集中力の持続や、
体力の持続を目的として
働くためにとる休憩です。
僕は50分働いたら机をたち、
横になったり、音楽を聞いたり、
外に散歩に行ったりと
仕事とは違う気分転換します。
90分単位で取る場合もあります。
夕方、それでも集中力が切れると
自宅マンション内にある
ゴールドジムで走ったり、
筋トレしたりと気分転換します。
効率良く働くために休憩する
という考え方です。
戦略的な休憩・休暇・余暇
=「オフ」
なのです。
根性論だけでモーレツに頑張っても
長期では息切れします。
燃え尽きて復帰できない人もいます。
いわゆる成功者の燃え尽き現象です。
たとえば、
F1(エフワン)を
イメージしてください。
超高速でコースを走りタイムを
競うモータースポーツです。
一流のF1ドライバーは、
年収で何十億と稼ぐ
国民の憧れの的です。
世界中から優秀であり
鍛えに鍛えられた精鋭のみが
コースに出ることを許されます。
そんな超優秀な彼らは
戦略的に勝つために
「ピットイン」
をしていますよね?
あれが「オフ」です。
そこでは給油はもちろん
タイヤ交換、マシン調整、
ドライバーの体調管理を
短時間で戦略的に行います。
そこでは、
いかに短時間にできるか?
✅更に強く戦うため
✅早く走るために
戦略的に「オフ」を行っています。
逆に言うとこのピットインという
「オフ」がなければ
マシンが壊れたり、
ドライバーもパフォーマンスが
落ちてしまうのです。
これが時速60キロで
安全運転であれば、ピットインは
必要ないのはわかりますよね。
F1で優勝を目指す際、
最高速、最短時間でゴールを
するためにピットインしています。
成功する一流の人材も同じです。
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勝つために、成長するために
ピットイン(オフ)を取るのです。
目安
・長期で「オフ」年単位、3年単位
・中期で「オフ」月単位 3ヶ月単位
・短期で「オフ」24時間 3日単位
で効果的に「オフ」を入れてください。
根性論で「うぉぉーーー」と
やっていると、頑張っている
“つもり”は満たされ目一杯やった
という感覚は得られます。
ただ、それが結果に直結しているかは
別の問題になってきます。
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✅何日間も徹夜でがんばった!
✅長時間働けば結果がでる
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不眠不休は美談には良いですが
体調も壊しますし、
ストレスが溜ります。
しかし長期中期で見ると、
結果が最善にならない
ことが多いのです。
何度も言いますが、大事なことは
日々の計画的な「オフ」を含めた
「オン(人の3倍頑張ること)」です。
日本人は特に根性論が好きで、
精神的に闇雲にでも頑張っていれば
「認めてくれる、救われる」
と思いがちな一面があります。
でも大事なのは仕事上の結果です。
治療院であれば治療院を
患者さんの感謝と充実感とともに
経営的に繁盛させること。
F1でいうならば優勝です。
一流の人間ほど「オフ」を
戦略的、計画的に活用し、
体力、気力を充電しています。
そこで、今回は
オフを活用するためのコツ
も紹介します。それは、
先にオフを決めてしまうことです。
F1でピットインするタイミングが
決まっていなかったらどうでしょうか。
ピットインすると当然タイムが
著しく落ちますので本来は
ピットインしたくないのです。
でも勝つために必要なので
ピットインを計画的に入れていきます。
一流の人間も同じです。
計画的なピットイン(オフ)を
入れていく必要があるのです。
先にオフを作るルール作り、
オフの時間、タイミング、
長期的オフの予定を入れます。
そしてその残った時間で
目標に向けて3倍頑張るのです。
「オフを決めてからオンを作る。」
あくまでオフが先です。
オフを先に決めなければ、
オンは緊急性が高いので
すべてのオフの時間を奪います。
だから先に決めることが重要。
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✅先生のオフは計画的ですか?
✅オンのためにオフを
戦略的に取っていますか?
✅先にオフを決めていますか?
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本日はオフの大切さを
説明させていただきました。
頑張っているときこそ
オフを見失うのでこの機会に
きちんと見なおしてみてください。
今日の格言
Writer
工藤謙治 工藤謙治の記事一覧
治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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