工藤謙治
【軸】ごとズレてない?
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こんにちは、クドケンの工藤です。
先週は電話対応について
忠告をさせていただきましたが、
今回は電話を含んだ
【軸】【姿勢】【文化】についてです。
断言します。
経営がうまくいっていない先生は
この【経営感覚軸】が
ズレているからうまくいかないのです。
多くの繁盛できない治療院は
手技が下手だから繁盛していない
わけではありません。
本当です。
技術の質そのものは
最低限のものがあれば
治療院経営のマイナスにはなりません。
手技さえ良ければ繁盛すると
思っている先生は、手技そのものではなく
この【経営感覚軸】がズレています。
このメルマガをしっかり読んで
【軸】を早く立て直しましょう。
【経営感覚軸】とは、
・経営に対する当たり前の基準
・経営に対する文化
・経営に対する姿勢
・経営に対する思い込み
などなど、すでに当たり前に
なりきっていて、何も違和感を
感じずにとる考えや行動のことです。
先週お伝えした電話対応についても
メルマガを読んで
「はっ、、、うちは大丈夫かな???」
と思いませんでしたか?
言われなければわからない。
指摘されなければわからない。
これが【経営感覚軸】です。
【軸】とはズレたときに
「あ、、いまズレてる?なにかおかしい」
と気がつくから【軸】なんです。
でも、この【軸】がズレていると
自分のいつも通りの考え・行動も
ズレてしまうのでうまくいきません。
このズレには違和感や
悔しさなどがありませんので
ずっと悪気なく、改善されず
永遠に繰り返されています。
結果、【軸】はズレたままなので
一生うまくいかないのです。
だから、今うまく行ってない
先生は自分がズレていると
思ってください。
「俺、もしかして
軸ごと傾いてる?ズレてる?」
と認識してみてください。
今も朝の漫画喫茶でメルマガを
書いているのですが、
漫画喫茶のスタッフの対応が
悪い悪い、本当に悪い(笑)
・あくびを噛み殺しながら対応
・顔が眠そう
・お客さんの目も見ない
・言葉もゴニョゴニョ聞きづらい
・当然、笑顔もない
・清掃も適当、なるべく働きたくない
こんな状態です。
他に朝5時からコーヒーが飲める
お店があれば絶対きません。
そして、7時になると道路向かいにある
中野スターバックスコーヒーが開きます。
コチラに移動すると
180度定員の態度が変わります。
・笑顔、ハキハキ、目を見る、
・お客さんへの配慮、商品の渡し方、
・何よりやる気があるように見えます。
ここ大事です。
アルバイトの時給を調べると
漫画喫茶のバイトスタッフのほうが
時給がかなり高いのです。
時給は高いのに、対応は最悪。
なぜでしょうか?
それは、まさにその会社や
エリアマネ、店長の”当たり前の基準”となる
「経営感覚軸」がズレているからです。
スタバと漫画喫茶
時給はスタバのほうが安いのに
接客はまるっきり違います。
でもどちらのスタッフも
【軸】に沿って働いているわけです。
悪気はあたりません、
当たり前の考えと行動を
しているだけです。
【軸】がブレると悪気なく
最悪の結果を作っていることにすら
気がつかないのです。
先生はどっちに行きたいですかね?
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先生の治療院の
【経営感覚軸】はあっていますか?
ここからは、
軸を正しくする方法を解説します。
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■1,うまくいっている一流の【軸】を
体験・体感・学びに行く
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うまくいっている治療院は
うまくいく【軸】があるから
うまく行っているのです。
当然、軸とひと言で言っても
様々な分野があります。
会話、問診、身なり、
施術、説明、お会計、掃除・・・
でも、その状態を作っている文化や
軸が必ずあります。
ここの分野はここの治療院の【軸】
ここの分野はこっちの【軸】
といくつものパーツに分けていいので
成功【軸】に自分の負けグセ【軸】を
近つけていってください。
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■2,他の業種の【軸】に学ぶ
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多くの先生は他の治療院に偵察、
勉強がてら行ったことがあります。
でも他の業界にはあまり行きません。
しかし普段の何気ない生活にも
【経営感覚軸】はたくさんあります。
散髪・美容室・飲食店・スーパー
コンビニ、銀行、などなど…
普段から様々なサービス・商品と
お金を交換しています。
そのサービス・商品を提供する会社
すべてに【経営感覚軸】が存在します。
先程の僕の事例だと、、、
僕はいつも【軸】や【文化】を
意識しているので気になるのです。
「この漫喫軸傾いてんなー」
「スタッフのマニュアルあんのかよ」
「僕が経営してたらクビだな」
とか考えて普段生活しているのです。
治療家の先生も普段の生活の中に
【軸】を意識してみましょう。
コツは新しい経験をすること
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です。
毎日、日課で使っているところ、
あたりまえになっているところは
すでに自分もズレているので
なかなか気が付きません。
同じサービスでも新しい場所に
チャレンジすると効果的です。
例えば
美容室・床屋を参考にしてみる
「うぉ、めちゃ接客いいやん!」
「電話対応いいね!」
「いまこんなサービスしてくれんの?」
と軸の傾きが変わります。
逆に
「ここは前の美容室よりここがだめ」
と軸の傾きを知ることもできます。
以前メルマガでも書きましたが
治療家の先生には東京などに来た際に
オリーブスパやカジャスパといった
すこし高級なオイルマッサージを
受けてみてほしいです。
電話から接客そして、紙パンツ…、
シャワー、着替え、などなど
初めての経験で戸惑うでしょう。
だから新しい【軸】が生まれます。
勝てる、患者さんに喜ばれる【軸】は
たくさんの正しい、すでに喜ばれている
【軸】をたくさん経験・体感することで
どんどんブレなくなっていきます。
たくさんの成功している【軸】を
自分が体験することで
自分の軸を修正する。
これを繰り返すことで
自然と軸が定まり、考え・行動が
自然と変化していきます。
スタッフがいる先生なら
軸が変わるとスタッフにも
自然と浸透し広がっていきます。
先生の【軸】は合っていますか?
うまくいっていないならば
ズレている可能性大です。
今すぐ『成功軸』を探しに
治療院の外に出ましょう。
成功軸は自分の治療院の
外にしかないのです。
ぜひ、参考にしてみてください。
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
Writer
工藤謙治 工藤謙治の記事一覧
治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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