こんにちは。
早野隼翔の55段階式・個別指導塾
塾長の早野です。
ここ半年ほどではありますが
海釣りにハマっています。
ボクは新しいことをする際に
“3ヶ月ルール”というものを
設けており、
とりあえず3ヶ月間は知識を増やし、
同じ趣味を持っている人と
同じ会話ができるようになることを
目指して勉強します。
その後は、
その趣味が楽しくて
継続していくものと、
そうではないものとに
分かれてしまうのですが…。
海釣りは、前者。
つまり、今、どっぷりと
ハマっていると言えますw
直近3ヶ月で
海釣り用の竿(ロッド)は
10本を超え、
リールはダイソー製品も含めると
9個所持するという異常さです。笑
ここ最近は、メバルを目的に釣る
「メバリング」というのがお気に入りで、
専用のタックル
(竿+リール+ルアー)を組んで、
近くの漁港に出かけます♪
ちなみに初心者~中級者向けの
・シマノ ルアーマチックS76UL
・シマノ 21ナスキー C2000S
・バークレー ガルプベビーサーディン
を中心にやっていますよ。
(分かる人だけ、納得してねw)
さて、今回のメルマガでは
『専門用語を何とかしよう!』
についてお伝えしていきます。
13年前、ボクがハジメにやったこと!
今からおおよそ13年ほど前に
ボクはこの治療院業界に入ってきました。
と言っても
治療家ではありませんし、
売上を上げるため、
集客をお手伝いするため、
経営手法のコンテンツを配信するために
この業界に来ました。
当時は知識がなく、
治療家の先生方が
どのような価値観を
お持ちになられていたのか、
そんなことも分からない程でした。
そんなボクがこの業界を知るために
初めに行ったこと…、
それはリサーチ業務。
具体的に言うのであれば、、
とにかく都内にある治療院へ行き
その「現場」でどのようなことが
行われているか?を知ることから
始めて行きました。
いわゆる「覆面リサーチ」って
やつですよ。
※覆面リサーチ
素性を隠し、患者さんの立場になって
治療院を予約・入店から、
施術・お会計まで
その業務を調べてくること。
自腹を切って、50院行ってきました
当時、日常業務もありましたが
それでも、1週間に1~2院ほど
足を運びまして、
いろんなことを
調べることが出来ました。
電話対応、入店対応、問診、
検査、施術、身体の説明、
アフターフォロー、会計。
使っている言葉や予約の取り方。
他にも、どのような項目で、
個人情報をとっているのか?など
細部にわたる内容をチェックしました。
その数、50院になります。
~~~~~~~~~~~~
その中で気になったことが
いくつかあるのですが、
それは
「専門用語の使用数が多い」と
言うものです。
これ、正直、いただけません!
というのも、
特に”新規患者さん”に関しては、
何度も先生とお会いして
「会話」をしている人ではないですし…。
人生で初めて
「治療院」「整骨院」「整体院」に
お越しになられる方も
いらっしゃるからです。
【意味不明】何を言っているのですか?
先生からすると、
日常業務の中で当たり前のように
会話で出てくるのですが、
一般人は病気に関しても、
施術に関しても、
身体の部位や構造に関しても素人です。
そんな患者さん(素人)に
専門用語を連発しても、
混乱させる原因を
創り出しているだけとなり…、
円滑なコミュニケーションが
図れないどころか、
リピートもすることは
ないように感じます。
ボクは今では
理解することは出来ますが。
当時は何を言われているのかさえ
分からなかったこともあります。
「頸椎のC2を調整することによって…」
(けいつい?C2?なんじゃそりゃ???)
「大腿部の裏側を伸ばしていただいて…」
(だいたいぶ?ん?筋肉の話してる?)
「○○さんの不定愁訴に関して…」
(ふていしゅうそ?ん?ん?ん?ん???)
「仙骨へのアジャストメントをする…」
(せんこつ?どこ?あじゃすと???)
はい、先生方からすると
当たり前のような「会話」に
なっていると思いますが、
患者さんからすると
『身体の部位(骨や筋肉の名称)』は
~~~~~~~~~~~~~~~~
「解剖学」を学んでいるわけではないので
全くと言って理解が出来ないのです。
目の前が10歳の子供だったら、どうする?
うそー!?と
思われるかも知れませんが
これが現実なのです。
ですので、
患者さんに分かりやすい言葉に
置き換えてあげないといけないわけです。
できることであれば、
小学校5年生(10歳)にも
伝わる言葉がいいと思います。
頸椎 → 首の骨
C2 → 2番目
大腿部 → ふともも
不定愁訴 → なんとなく体調が悪い
仙骨 → おしりの割れ目にある”触れる骨”
アジャストメント → 調整(修正)/整える
先の会話で言うのであれば、
「頸椎のC2を調整することによって…」→×
「首の骨の上から2番目を調整する… 」→○
こうなるのです。
これ、患者さんが
小学5年生であるということを
意識して話をしないと、
いつの間にか専門用語を羅列して
会話を進めてしまうことになります。
気をつけておきたい点だと
言えそうです。
ちなみに、
ボクが「専門用語」を使って
経営やマーケティングのアドバイス(話)を
させて頂くのであれば、
以下のような
会話の流れになってしまいます。
「治療院の経営では
売上を上げるために
現状を正しく”数字”で理解することが
必要になります」
「そのためには使用される広告に関して
CPA、LTVはもちろんのこと、
費用対効果を考えなければ
なりませんので、ROIも必要です」
「HPに関しては、
成約率を上げるために
リスクリバーサルを設けて下さい。
もちろんデッドラインは
必要になりますよ!」
専門用語を使うと
こうなってしまうのです。笑
はい、
初めて見る言葉や聞く言葉に関して
「なに言ってるの?」
「分かりやすく言って!」
「なんかよく分かんないからいいや」
と、なってしまいますよね。
コレと同じことが、
患者さんとの会話の中で
起こっていたりするのであれば、
問題ですよね?
ということで、
特に「新規患者さん」には
専門用語を控えていただくと共に、
相手が「小学5年生だったら?」
という意識でやってみるのが
いいと思うのであります。
参考になりましたか???
まとめ
さて、
今回のメルマガでは
『専門用語を何とかしよう!』
というテーマでお伝えしました。
いつも何度もお越しになられている
患者さんを相手にしていると
専門用語が常用化していて、
初めての患者さんにも
同じように接してしまいます。
しかし、言われた方は
その専門用語に意味も分からず
理解も出来ずに会話が進んでしまうので、
聞く方がしんどくなっていたりします。
会話は「伝えたから」ではなく
相手に「何が伝わったのか?」ですので
コミュニケーションの取り方に
意識を向けてみて下さい。
これ、リピート対策の
ひとつでもあるのですよ。
では、本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
講義、終了!
塾長・早野